第十一番札所 西の高野山 弘法寺(にしのこうやさん こうぼうじ)

人里を離れることおよそ2km、つがる市木造の西浜近くに位置し、付近をスイカ、メロン畑に囲まれた静かな環境。

開創などは、一時期洪水などの天災で寺が消失したらしく、記録が残されていないため不明である。
唯一現存する七代目住職の位はいが、貞和四年(一三四八)七月六日の年号があることから、かなりの歴史があったものと思われる。
現在の弘法寺は明治に入ってから再興されている。

本尊は弘法大師で高野山真言宗に属し、無檀家の信者寺で、先祖の廻向(えこう〉、および車などの祈とうに訪れる信者が多く、特に「黄泉の祝言」-独身で亡くなった人に伴侶(はんりょ)をおくる供養の行われる寺として知られ、人形堂には県内外より奉安された約千体余の花嫁、花婿の人形が安置されている。
人形堂に入ると亡くなったわが子、兄弟に生きて在るものと同様な思いを寄せる、人々の信心探さを伺い知ることができる。

境内に建つ修行大師の石像は信者たちの力で大正七年に建立されており、県内最古のもの。
また平成二年七月には、弘法大師が四国行脚の途中、橋の下に仮の宿を求めた姿を再現した「御寝み大師」が建立され人々の信仰を集めている。

寺院プロフィール

よみがな にしのこうやさん こうぼうじ
寺院名 西の高野山 弘法寺
宗派 高野山真言宗
本尊 弘法大師
住所 〒038-2808

つがる市木造吹原屏風山1-244
お問い合わせ 0173-26-2320
参拝受付時間 午前8時から午後5時まで
駐車場 無料駐車場、乗用車70台
トイレ 本堂内と、駐車場に公衆トイレあり
ホームページ http://koubouji.jp/
ご詠歌 るてんのよ にしへむかいて ゆきゆけば だいしまどろむ こうぼうのてら
流転の世 西へ向かいて 行き行けば 大師まどろむ 弘法の寺
さよふけて よみのいわいの にんぎょうどう じあいのみてに ごしょうをねごうて
小夜更けて 黄泉の祝いの 人形堂 慈愛の御手に 後生を願うて
行事日程
  • 3月21日 護摩祈祷法会、四国八十八ヶ所お砂踏み法会
  • 9月22日 火性三昧祈祷法会
他の霊場 東北三十六不動尊霊場 第十六番札所

北国八十八ヶ所霊場 第六十一番札所

津軽七福神霊場 福禄寿尊
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