第十二番札所 春光山 圓覚寺(しゅんこうざん えんがくじ)
「大同二年(八〇七)、征夷大将軍・坂上田村麻呂が東征の折に草創し、聖徳太子の妙巧なる十一面観音像を安置す。」と伝説ではいう。
貞観十年(八六八)、円覚法印が大和国より諸国の霊山を遍歴し、ついにこの地に来り観音堂を再興し、三世大善法印の時、醍醐三宝院末当山派修験となる。
その後、嘉応年間になり鎮守府将軍・藤原基衝公、永正年間には葛西木庭袋伊予守頼清公の庇護(ひご)を受け、藩政時代になってからは津軽家の祈祷所に選ばれ、歴代藩主の手厚いひ護のもと、北前船貿易の華やかな江戸中期から明治中期にかけ、大阪をはじめ日本海の港からの船の出入りが多く、信心深い船主や船頭たちが海路の無事を祈って数多くの絵馬を奉納し、澗口観音と呼びならわされた。
当円覚寺は、開祖円覚法印より続いた法燈を守り千百有余年、現在は二十八世である。
寺院プロフィール
よみがな | しゅんこうざん えんがくじ |
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寺院名 | 春光山 圓覚寺 |
宗派 | 真言宗醍醐派 |
本尊 | 十一面観世音菩薩 |
住所 | 〒038-2324 西津軽郡深浦町深浦字浜町275 |
お問い合わせ | 0173-74-2029 |
参拝受付時間 | 午前8時から午後5時まで(4月~11月) 午前8時から午後4時まで(12月~3月) |
駐車場 | 無料駐車場、乗用車10台 隣接施設の風待ち舘に無料駐車場あり |
トイレ | 境内地に公衆トイレあり 隣接施設の風待ち舘に公衆トイレあり |
ホームページ | http://www.engakuji.jp |
ご詠歌 | おきつかぜ ふくやふかうら えんがくじ まよいもはるる はるのひかりに 沖つ風 吹くや深浦 円覚寺 迷いも晴るる 春の光に あまそそる すぎのこずえの ともりびよ おきゆくあまの いのちすくうて 天聳る 杉の梢の ともり光明よ 沖行く海士の いのち救うて |
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行事日程 |
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