第十六番札所 高野山 青森別院(こうやさん あおもりべついん)
昭和二十三年創立の新しい寺院。開基住職の織田隆弘師が「焦土と化した日本を復興させるための手助けをしたい。
一人でも多くの生きていく人の支えになれば・・・また、護国の英霊を慰め、一般国民が心からご英霊に対し、報恩の誠をささげる心を育てたい」と托鉢(たくはつ)し建立された。
生前、師は東京四谷にある古刹(こさつ)真成院住職でもあり、以来東京―青森の布教活動に奔走。
東北地方、とりわけ青森の地には真言宗が少なく、真言密教はおろか大師信仰においても希有(けう)の状態であり、そのため創建には多くの困難にあった。
師は「真言の教えは、現世浄土が目的。できるだけ皆が喜びあえる社会を現成したい」これは大師の誓願であり、自分に課せられた責務であると言う。
寺歴も寺財もないが、法灯を継ぐ現住職との密教興隆の願いは、やがて青森市郊外に五十九年開眼したあの「昭和大仏」造立となり、その青龍寺の本寺として多くの信者がお参りしている。
寺院プロフィール
よみがな | こうやさん あおもりべついん) |
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寺院名 | 高野山 青森別院 |
宗派 | 高野山真言宗 |
本尊 | 弘法大師 |
住所 | 〒030-0935 青森市大字桑原字山崎45 |
お問い合わせ | 017-726-1300 |
参拝受付時間 | 午前8時から午後5時30分まで(4月~10月) 午前9時から午後4時30分まで(11月~3月) |
駐車場 | 無料駐車場、乗用車300台 |
トイレ | 公衆トイレあり |
ホームページ | http://www.showa-daibutu.com/ |
ご詠歌 | たのもしや ちかいあらたに こうやさん つがるのさとに みちをひらきて たのもしや 誓いあらたに 高野山 津軽の里に 道を開きて ふりそそぐ みのりのあめに ぬれまほし こうやのめぐみ ここにとどめて 降りそそぐ 御法の雨に 濡れまほし 高野の恵み ここにとどめて |
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行事日程 |
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他の霊場 | 東北三十六不動尊霊場 第十八番札所 |
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