第十五番札所 元城山 照法寺(げんじょうざん しょうほうじ)

照法寺は、JR津軽新城駅から200m山ほど離れた丘陵に、戦後建てられた寺院である。

この丘陵は「城」があった地で、現在照法寺が立つ高台に本郭(くるわ)、その南側に二ノ郭、そして本郭の西に三ノ郭があったとされる。
城は丘陵の突端にあったので、北と東に青森湾方面が開け、南は山地に接し、西は鶴ヶ坂(津軽坂)の難険を擁していた。
地元ではこの地を新城城跡と呼んでいる。

開山は今照法先代住職。
青森市小柳にある庵寺の住職だったが、その後中里町の庵寺に移り、さらに同町今泉に寺を建てようか―としていた時、不思議な夢を見た。
それは雪の中をさまよう今住職に、女性のような人物がしきりに道をさし示し、新城の高台を見せてくれたという。
これこそ観世音菩薩のお告げ、と昭和二十一年の冬に移り住み、直ちに京都の本山・亀甲山勧修寺から寺院の認可を得た。

同二十五年秋に現寺院が完成、除々に境内を整備しながら現在に至っている。
現住職の照圓(しょうえん)住職は第二世に当たる。

同寺は十二支すべての一代様をまつり、また加持祈祷所を専門とする寺院として、水子および万霊供養、ペットの供養、受験合格の祈願、交通安全の祈願、精神療法、厄払いなどを行い、不幸や災難続きで因っている人たちの相談にものっている。

寺院プロフィール

よみがな げんじょうざん しょうほうじ
寺院名 元城山 照法寺
宗派 真言宗山階派
本尊 聖観世音菩薩
住所 〒038-0042

青森市新城字平岡72
お問い合わせ 017-788-2628
参拝受付時間 随時受付
駐車場 無料駐車場、乗用車30台
参道手前の川沿いにも駐車可能
トイレ あり
ご詠歌 よをてらし のりをひろめん このやまに ながめはるかな つがるうなばら
世を照らし 法を広めん この山に 眺めはるかな 津軽海原
こえてきし つがるさかなる とうげみち ながめはるけし もとしろのやま
越えて来し 津軽坂なる 峠みち 眺め遙けし 元城の山
行事日程
  • 1月1日 迎年初祈願祭
  • 6月9日(第2日曜日) 春期例大祭「火祭」
  • 10月20日(第3日曜日) 四国八十八ヶ所お砂踏み祭
  • 10月20日(第3日曜日) 秋期例大祭「四国お砂踏み巡礼」
他の霊場 津軽三薬師霊場
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