第八番札所 愛宕山 橋雲寺(あたごさん きょううんじ)

橋雲寺は、藩政時代には百石の寺禄を得、また藩では特に重視し夏の例祭には参詣、もしくは代参が常であった。
そして帰路岩木川原において休息し、隊列を整えて帰城したというので、現在の愛宕神社(駒越)はその休憩所だったといわれる。
一説には弘前から一里半の遠方にあるので、その遥拝(ようはい)場所として駒越村(向駒越)で建立したともいう(昭和九年刊大浦村史参照)。
境内には奥之院をはじめ、稲荷祠堂、延命地蔵尊堂、天満宮、三十三観世音がある。また当寺の護摩堂(祈願所)は、明治十四年、天皇東国行幸の際に当時本町にあった呉服商の金木屋が青森県経済界の委託を受け、天皇の寝所として建立したものを移築、寄進したものである。
本尊勝軍地蔵尊は普賢菩薩の生まれ変わりであり、辰年、巳年生まれの一代守り本尊として信仰を集め、特に徳と火難除けにご利益がある。
寺院プロフィール
よみがな | あたごさん きょううんじ |
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寺院名 | 愛宕山 橋雲寺 |
宗派 | 真言宗智山派 |
本尊 | 勝軍地蔵菩薩 |
住所 | 〒036-1302 弘前市愛宕字山下63 |
お問い合わせ | 0172-82-3429 |
参拝受付時間 | 午前9時から午後5時まで |
駐車場 | 無料駐車場、乗用車15台 |
トイレ | あり |
ご詠歌 | ちるよなき のりのはなさく きょううんじ あたごのやまに しうんたなびく 散る世なき 法の花咲く 橋雲寺 愛宕の山に 紫雲たなびく めいさつの つがるござんの きょううんじ つえをとどめて しばしやすまん 名刹の 津軽五山の 橋雲寺 杖をとどめて しばし休まん |
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行事日程 |
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他の霊場 | 津軽一代様 辰巳年生まれ |
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