第二十三番札所 古懸山 國上寺(こがけさん こくじょうじ)
酉年の一代様、古懸のお不動さまとして知られる古刹
古懸山国上寺は人皇第三十三代推古天皇御宇十八年(610)、国家北門鎮護のため、聖徳太子の命を受け秦川勝公が阿闍羅山上に伽藍(がらん)を造営、智者大師附弟圓智上人が不動明王、両童子を刻して安置し開基、阿閣羅山不動院と号したのに始まる。
建長六年(1154)、北条時頼公が本尊ならびに法具を現在地に奉移し、三森山不動院古懸寺と改め、鎌倉将軍数代の祈願所となった。
天文五年(1536)、お堂、坊舎を大檀那金藤上野守造営、天正十六年(1588)、津軽右京亮為信公が国上山不動院古懸寺と改め、鎮護国家、津軽家領域安泰のため、さらに仏殿、山門、護摩堂、大師堂などを造営し、寺領地二百町歩、寺録二百石を贈り津軽家歴代の祈願所とした。
津軽二代目藩主信牧公により古懸山不動院国上寺と改められ、直筆の額面を賜り厚く信仰された。
明治四年(1871)、廃藩のため寺領地、寺録を奉還、明治二十六年(1893)旧正月七日の火災のため、本堂ならびに仏堂を焼失、焼失を免れた護摩堂を本堂として、昭和五十四年(1979)現本堂建立まで寺務を執行した。
津軽三不動尊の一つで、地域の信仰も厚く、さらに所蔵する棟方志功の版画・不動尊のほか、脇(わき)壇の見返り不動尊などが安置されている。
寺院プロフィール
よみがな | こがけさん こくじょうじ |
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寺院名 | 古懸山 國上寺 |
宗派 | 真言宗智山派 |
本尊 | 不動明王 |
住所 | 〒038-0102 平川市碇ヶ関古懸門前1-1 |
お問い合わせ | 0172-45-2446 |
参拝受付時間 | 随時受付 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
トイレ | 公衆トイレあり |
ご詠歌 | むかしより こがけのやまに のりのひを ともすだいしの ありがたきかな むかしより 古懸の山に 法の灯を ともす大師の ありがたきかな いつまでも やどりおりたや こくじょうじ ころものすその そのしたにして いつまでも 宿りおりたや 国上寺 衣の裾の その下にして |
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行事日程 |
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他の霊場 | 東北三十六不動尊霊場 第十三番札所 津軽三不動尊 津軽一代様 酉年生まれ |
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